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先生たちはどう思っていたのだろうか?
生徒たちの異常などよめき、そしてその後の反応…………。
最初は心配するくらいのちょっと驚いた様子だったが、すぐにいつもの四捨五入的態度でスルーした。
保険ゲームを知らないにしても、何か予備知識があったんではないだろうか?
つまり保険ゲームの主催者は、資金力を含めて絶大なる権力をこの学校で持っているということだ。
そしてそれは主催者の思惑通り、保険ゲームは生徒たちの心をしっかりとつかんだ。
そして、次回からは傷害コースが毎月のように始まったのである。
それは保険ゲームが綿密に作られていく過程であり、この学校にブームを定着させる一年間であった。
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