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「とりあえず、いつも何をイメージしているんだ?」
妹はうつむいている。こういうしぐさは、何も思いついてない証拠。
マイペースに考えているのだ。
「あっ!!」
目を輝かせながら、真美は顔をあげた。
にまぁ~っと笑いながら、思いついたことを言う。
「さっきはピカピカってかみゅにゃり(カミナリ)、たくさんあたまのにゃかにあったにょ。」
(それだぁー!!!!!)
カバッと兄は妹につかみかかり、興奮気味に話す。
「だからだ。真美はイメージがいつも強すぎるから、魔法の威力がすさまじいんだ。」
「ほにょーーー」
妹をブンブンと揺さぶる兄。それに耐え切れずに妹は目をまわす。
「にゃー!!!」
ガタガタガタガタ、ビュー
パリーン
真美はあまりに耐え切れなかったため、とっさに魔法を使って竜巻を部屋につくってしまった。
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