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そんなことは一生できない、心優しい真美は兄を起こす。
「おにぃ、おきなちゃい!」
真美はどこから持ってきたのか、巨大な岩を持ち上げていた。
「おきないと、あのよまでおねんねにょ~♪」
ウフフ~♪っと鼻唄まじりに岩を兄の上に落とそうとする真美。
彼女は小柄な体型には似合わず、男子が引くほどの怪力の持ち主だった。
「まて、早まるな!!!」
死を感じた兄は、起き上がり制止の声をかける。
「あぁ~ん、もうちょっとだったにょに。むぅ~。」ボソ
「お前は…。もういい、早くそれ捨ててこい。」
こんなことで、妹の家庭教師ができるか不安になる流。
「はぁい。」
と、素直に窓から岩を捨てる真美。もちろん、あとで流が岩の処理をする。
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