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「さてと、修復完了。」
たちまちに、半壊していた部分が元通りになった。
「おにぃ、ほれりゅ~」
「だぁー、バカ、抱き着くな///」
慌てながら、妹をはがす兄。
「てれてりゅ♪」
兄は何を考えているのか、全く読めない妹にため息がつきない。
「おにぃはにゃんで、そんなにまほうがブラボーにゃのですか?」
自分と真逆なほど、魔法が上手い兄に首をかしげる真美。
「俺だって、あんなことがなければ、ここまで上手くならなかったよ。」
「むしろ、今頃死んでるっつうの。」ボソ
「ほへぇ?」
兄の独り言にまたしても首をかしげる真美。
自分の壊滅的な破壊力を、今だに理解できていないため、相手の苦労がわからないでいた。
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