家庭教師はお兄ちゃん!??

6/47
前へ
/47ページ
次へ
「さてと、修復完了。」 たちまちに、半壊していた部分が元通りになった。 「おにぃ、ほれりゅ~」 「だぁー、バカ、抱き着くな///」 慌てながら、妹をはがす兄。 「てれてりゅ♪」 兄は何を考えているのか、全く読めない妹にため息がつきない。 「おにぃはにゃんで、そんなにまほうがブラボーにゃのですか?」 自分と真逆なほど、魔法が上手い兄に首をかしげる真美。 「俺だって、あんなことがなければ、ここまで上手くならなかったよ。」 「むしろ、今頃死んでるっつうの。」ボソ 「ほへぇ?」 兄の独り言にまたしても首をかしげる真美。 自分の壊滅的な破壊力を、今だに理解できていないため、相手の苦労がわからないでいた。
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加