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「真美、お前のその破壊力のせいで、俺は何回死にかけたことか…まぁ、覚えてないか。」
真美の頭を撫でながら、兄は初めて妹の魔法をまのあたりにした日のことを思い出した。
~~回想~~
流8才 真美4才
「おにに(お兄ちゃん)、まみまひょう(魔法)できゅた!!」
キャッキャッっと兄に駆け寄る真美。
「真美、えらいね。自分でまほうできたんだ。」
まるで自分のことのように喜びながら、エライ、エライと頭を撫でてあげる兄。
「いますりゅー、すりゅー。おににみてみて♪」
そういうと真美は、テレビでよくみる魔法使いのかまえかたをする。
「真美、カッコイイよ。」
4才が出す魔法の威力なんてあまりないに等しいことを知っている兄は、一生懸命真似る妹を応援する。
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