第一章

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「どこって、江戸の試衛館という道場だが…。」 「江戸?江戸って…。」 「君は東京というところから来たらしいが、東京とはどこだい?」 江戸?江戸って言われると江戸時代とかそっちしか浮かばなくなってくる…水戸黄門とか? 「春花君?」 「え?あ…えっと…。一応確認したいんですけど。」 「なんだい?」 「今は何年でしたっけ?」 春花が聞くと一同唖然とした顔をしながら一番に我に返った近藤が答えた。 「今は…。安政六年だ」
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