第一章

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「私は…今よりずっと先、2011年から来ました。というか来てしまったようです。」 「2011年!?」 原田が驚いて声を上げる。 「ずっと先の未来。」 「はい、車に引かれそうになって…。気が付いたらここに」 「車…とは?」 「あ、えっと…鉄の塊?みたいなものです」 「すっげぇな。それ」 「鉄の塊が動くの?」 不思議そうな顔する平助と驚く原田。 「では。帰り方は?」 「知りません。」 「ふむ。それではこの時代で生きていくしかないということになりますね」
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