第三章

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「開き直ったか」 楽しそうに喉で笑うようなクックッというような笑い方をする土方。 「別に…。」 「祝言は終わった。なんだかんだいってまだみんな呑んだくれてるがな」 そう言って頭を撫でる。優しい手。 「そう…。ねぇ。この時代で自立ってどうやったらできるのかなぁ」 「はぁ?」 俯いていう春花に驚いて声を上げる土方。 「だって…。夫の勝ちゃんなんて見たくない…。」 俯きながら言うとあきれたようなため息が降ってきた。 「ばーか」
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