第三章

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「春花。俺は勝ちゃんの力になりたいと思ってる。勝ちゃんをもっともっと身分の上の人間にしてやりてぇ。」 夜空に浮かぶ月を見ながら話す土方の横顔を見つめた。 「いつ戻るかわからねぇ。だから。どっかの…優しい男にでももらってもらえ。」 ドクンッ 「な…に…言ってるの?」 まっすぐ見つめる土方の瞳に吸い込まれてしまいそうになる。
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