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手紙を抱きしめながらふと考える。
そういえば、最近勝ちゃんのこと…考えなくなった。
…つねさんなら…勝ちゃんをちゃんと見てくれてる。だったら私は?
最近勝ちゃんと一緒にいるより歳とばかりいっしょにいた。気が付くといつもいてくれてたのに。
抱きしめていた手紙に再び視線を落とす。
「寂しいのは…歳がいないからなんだ…」
そっか。私…いつの間にか勝ちゃんに対してお兄ちゃんみたいになってた…。
じゃぁ…歳は?
歳…。寂しいよ…。
私…歳が好きなんだ…。
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