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「で?君はどこから来たんだい?」
手ぬぐいで拭くと温かいお茶を淹れてくれる。そしてそのまま火鉢のある温かい部屋へ通された。隣には先ほどの男性二人に目の前には近藤。のんびりお茶を飲みながら尋ねる近藤。
「どこって言われても…」
「家はどこだい?」
「東京。」
「東京?聞いたことないな」
東京を聞いたことないってどんだけよ。
「名前は?」
「春花。叶春花(カノウハルカ)」
「春花君。家はこのあたりではないのかい?」
「え?家…。ってここどこですか?」
「はぁ?」
聞いていた原田が大きな声を上げた。
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