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―――最初の記憶は四才のころ
「あなたが雷?あたしユーリよ。あなたをあたしの下僕にしてあげるわ」
一つ年下の言葉を覚え始めたばかりのユーリに宣言された
それから共に成長したユーリは魔法を勉強し、王立魔法学校を主席で卒業した
その間ユーリにうけた仕打ち…!
思い出したくもないっ
真冬の山に薬草を取りに一人で行かせられて遭難したり
魔法の練習につきあわされ黒こげにされたり
魔法書を買うために俺の貯金箱を勝手に壊したり
その他、地獄の使者のような数々の非道
どうしたらこんな性格になるんだ!?ユーリのお母さんよ………
しかし俺はユーリに逆らわない
逆らうと倍になって返ってくるし
なぜか俺の母に怒られるし
なにより、あの顔が悪いんだ
…可愛いから
いくら性格がぶっ飛んでても…
……俺はユーリに洗脳されてるのか…?
もしくは俺は変態なのかっ!?
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