幸福と不幸

宗教

我々はそんな安易な呪縛に長い年月を拘束されて、次々と宗教を生み出してきました。

仏教では仏に救われる為に善き事をしなさいと…、キリスト教では父の愛に背かない行動せよと…。

考えてみると、人間に元々ある性質を否定するのはおかしなものです。煩悩があるから多様に生きれるはずですし、反抗心があるから選択できるのです。

そんな、あるものは善でありあるものは悪だと決めつけているのは人間だけです。他の生命体には善悪の概念など皆無です。そんな拘束性のない彼らのほうがある意味物凄く幸福に感じるのは僕だけでしょうか。

我々は他の生命体と平等です。必ず「生と死」があり、「物質」で出来ており、「水」なしには生きていけず、また食物連鎖上「補食」となりうる存在です。ダーウィンの進化論でも、我々は他の生命体同様に、根源は海に生まれたアミノ酸主体のアメーバ状の初めての生命体に繋がるのです。

条件は平等のはずです。そんな彼らの生き方に神仏が入り込んで貴殿方の元々の性質に口を挟むのは至って不自然なものとは考えられないでしょうか。