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目が覚めるとそこは真っ白な空間だった、何処を見ても白しかない虚無の世界。
そんな世界にたたずむ一人、龍斗はなんともむなしい気持ちになった、この何もない世界が彼をそうさせているのだろう。
龍斗が怪しげに周りを見ていると、突如目の前に光の球が現れだんだんと人の形をとっていった。
「ようこそCreate worldへ」
目の前にはにこやかに微笑む純白の天使がいた。
金色に輝く長い髪が腰まであり、瞳にうつるその色は深い青。
背中から生える六つの羽はとても大きく純白に輝いている。
しばらくその姿に見とれていると天使の方から声がかけられた。
「初めまして、私はこのゲームのガイドをしていますフィリアです。
あなたのお名前は?」
その声にはっとして赤くなりながら答える。
「春夜 龍斗です、ここはどこですか?」
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