魔王始動

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俺の放ったメラ○ーマが的にした岩に当たる瞬間 その岩は蒸発した だがそれだけでは収まらず城壁に人が通れるサイズの穴を開け ようやくメラ○ーマは消滅した 「魔王様…」 や り す ぎ た ? 確かにメラ○ーマ城塀に当たって蒸発させちゃったし 自然破壊だし… 素直に謝るべきだな 「すいませんでした!!」 「魔王様? いきなり何を?」 「いや…城壁壊しちゃったし…」 怒ってるんじゃないの? 「ああ、これですか この城は対魔術防御仕様になってましてね」 対魔術防御仕様? なにそれ美味しいの? 「対魔術防御仕様とは文字通り魔術が効かないように加工されているのです それをいとも簡単に蒸発させるとは… これで魔族の将来は安泰です!!」 …あれ?ほめられてる? 「それよりも…魔王の仕事とは破壊に始まり破壊に終わります!! 破壊で他者を従え破壊で国を築く 将来的には全生物の頂点になるお方 そんな方が私などに頭を下げないでください!! 下々の者にしめしがつきません!!」 …怒られた 「…ごめんなさい」 「また!! 頭を下げるなと言っているでしょう!!」 …つまり謝るなと 「返事は!!」 「はい!!」 こいつすげー怖い 魔王に余裕でなれるんじゃないかな 「わかればいいのです 次頭を下げたら…ふふふふふ…」 …ヤバい事になりそうだな… 「それより能力試さなくてよいのですか? 自発型能力は練習しないといざという時まともに発動できないと聞きましたが」 そうなのか… よし、練習するか
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