魔王の晒し刑

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その後の出来事はこうだ まず俺が三匹の中で一番前にいた豚の腹に蹴りを叩き込んだ それに続きルカがさっきわたしたブレスレットをハンマーに変えてくの字に体を折り曲げた豚の後頭部に振り下ろす これで一匹 次に残っている二匹を1対1で潰しにかかった 俺が右側の ルカが左側の豚を狙う まず俺だが 豚が殴ろうと右手を振り上げた瞬間に顎に蹴りをかます そしてよろけた所で鳩尾に再び蹴りを 最後に空中で縦に一回転して頭にかかと落としを当てKO ルカが相手にした豚は増幅された魔力で放った炎により丸焼きにされていた これで生きている辺りさすがと言うべきだろう とりあえず三匹を伸した俺とルカは再び定食を入手 食べていた 「すごいですね、これ」 食べている最中ルカがブレスレットに触れながら話を降ってきた 「普段なら魔族を丸焼きに出来るような炎なんか使えないのに… それに武器としてもすごい」 「だろ? 大切にしてくれよ」 「はい!!」 うん、なかなかいい雰囲気だ 今俺なかなかリア充だな そんな時 再び繰り返すが幸せは打ち砕かれる物である 「魔王様…ルカ…」 そこには鬼の形相のシンとシンに引きずられるロイがいた 「説明していただけますね?」 この台詞は正確には少し違う なぜなら俺達には「説明しなければお仕置き」という副音声が聞こえていたからだ キツいんだよシンのお仕置き 肉体的にも精神的にも それから30分 ようやく説明を終えて食事を再開できた …余談ではあるが俺とルカはこの後場所を改めてすごくシンに怒られた 豚三匹は命に別状はなく初陣には間に合うそうだ これも余談ではあるがあの三匹はお仕置きされたそうだ
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