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「遅くなりました魔王様」
「いや、すまんな
呼び出したりして
お姉さんありがとう」
さて、リク嫁救出作戦の話をするか
「シン
リクの妻を救出する作戦を考えた」
「なぜこの時期に」
「この時期だからだ
今は仲間が欲しい
人間と魔族の数に差がありすぎるからな」
まぁ建て前としては充分だな
「建て前は結構ですから本当の理由を教えてください」
そういやこいつ心読めるんだった…ちょっと迂闊だったな
「…仲間を助けるのは当たり前だろ」
「なるほど…仲間ですか…
いいでしょう
作戦を聞かせてください」
よし、うまく言いくるめた
まぁ半分真面目だからあながち嘘でもないが…
「…作戦を教えてください」
大切な事なんで二回言ったんですね
「…とりあえず俺とシンとルカで旅人として潜入
シンが読心術で場所探って潜入ルートを確保
ルカが奪取
最後俺が大暴れして人間を引きつけて街を潰す
だいたいこんな感じ」
まぁ穴だらけな作戦だけどな
「いろいろ言いたいことはありますが…
やってみますか」
お…許可された
意外だ
「で、参戦決行はいつですか」
「じゃあ明日出発」
決行だけに結構適当に決めてみた
…自重自重
「さて、では準備しましょう
さっそくルカに報告してきます」
「おう、いてら～」
…とりあえず俺も準備するかな
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