魔王の晒し刑

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さて、そんなこんなで昼過ぎ 予定より早く街に到着してしまった 「さて…いくぞタツヤ、ルカ」 「はい、シンさん」 「お腹減りました…」 ルカ…緊張感ないな… 「ルカ…後で話が…」 「はわわわ…」 やべー可愛いー …じゃなくてさっさと行こうぜシン 「そうだな… さぁ検問所だ」 読心術に返事するな 怪しいから つか検問ってなにやんの 「とりあえずは黙ってればいい 俺が対応する」 「わかりました」 「はいです」 つかシンイケメンだから口調キツくすると怖いな… 「止まれ なんの用だ」 「なんの? 見てわからないか? 俺達は旅人でな 今日はこの街で宿泊しようかと考えていてな」 ちょっと毒舌だなおい 「…とりあえず身体検査させてもらうぞ 特にその女の「あぁ!?」なんでもない」 シン…マジで怖い お前どこのDQNだよ 「おい、マントを脱いで両手を広げろ」 …こいつムカつく 「これでいいですか?」 とりあえずは下手にでとくが… 後で覚えてろよてめぇ 「…ふむ、変な物は無いみたいだな 危険物としてナイフは預からせてもらうが構わないな 街をでるときには返すから」 「構いませんよ」 ふむ、なかなかのセキュリティーだな さすがにセコムには負けるだろうが街の安全は彼等によって守られてるともいえるな 「この腕輪は…」 「それは彼女の母の形見だ 危険物でもないし持ち込んでも構わないだろ」 シンナイス でも形見って… 「…ああ、特に危険物でもないな じゃあ通っていいぞ」 潜 入 成 功
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