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「ではこちらのお部屋をお使いください」
宿の親父はそう言って部屋を後にした
うん、俺達の関係を怪しみながら部屋に案内してくれた
最後まで関係を気にしていやがった
この宿が小さい理由がなんとなくわかったような気がする
「さて、どうする
あの親父訝しんでやがるから出て行きにくいな」
「タツヤ、口調」
おっと…しまった
「まぁ誰もきいてないからいいか」
そうか、心が読めると言うことは周囲に人がいるかもわかるのか
「……」
ふむ…無言で頷くか
学んだな
「タツヤ~お腹減った~」
「よし、すぐに行こう」
「おい」
「なんですかシンさん」
これからルカとラヴタイ「こら」いや…その…飯なのに
「いや、特に何も言わんが訝しんでる野郎はいいのか」
「しらんしらん
ほっとけそんなん」
おっと、また敬語忘れてた
「じゃあ行きましょうか」
飯兼デート兼情報収集に
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