魔王大暴れ

2/16
前へ
/237ページ
次へ
「ではこちらのお部屋をお使いください」 宿の親父はそう言って部屋を後にした うん、俺達の関係を怪しみながら部屋に案内してくれた 最後まで関係を気にしていやがった この宿が小さい理由がなんとなくわかったような気がする 「さて、どうする あの親父訝しんでやがるから出て行きにくいな」 「タツヤ、口調」 おっと…しまった 「まぁ誰もきいてないからいいか」 そうか、心が読めると言うことは周囲に人がいるかもわかるのか 「……」 ふむ…無言で頷くか 学んだな 「タツヤ~お腹減った~」 「よし、すぐに行こう」 「おい」 「なんですかシンさん」 これからルカとラヴタイ「こら」いや…その…飯なのに 「いや、特に何も言わんが訝しんでる野郎はいいのか」 「しらんしらん ほっとけそんなん」 おっと、また敬語忘れてた 「じゃあ行きましょうか」 飯兼デート兼情報収集に
/237ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6732人が本棚に入れています
本棚に追加