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「シンさん、どちらへ行けばよろしいでしょうか」
「あっち」
シン…真面目にやるから機嫌なおしてよ
「…まぁいいとするか
とりあえずこのまま進めばあるから先に行け
俺はこの辺りから情報集めてみるから」
「わかりました、ではまた後で」
「後でねシンさん」
ちょ、お前敬語
「後でな」
さて、酒場酒場…あった
「あれだな酒場」
「ご飯ご飯」
ご機嫌だなー
よほど腹減ってたんだな…
「うん、早く行こうぜ」
「はい」
俺には敬語つかうなよ…
「なぁ…なんか浮いてないか?俺ら」
酒場に入ってすぐだった
逆三角形の胴体のおっさんとか
ガチムチマッチョのハゲとか
そういう輩が一斉に睨んできやがった
…俺らなんかした?
「まぁいいや
…マスター
出せるだけの料理とミルク」
異世界の酒場でミルクってのは鉄板だよね
「ぎゃーはっは!!
聞いたかてめーら!!
ミルクだってよ!!
ここはてめーらみてぇなお子ちゃまの来るような場所じゃねぇんだよ!!」
しまった
ミルクは世紀末雑魚発生フラグだったか
「マスター
早くご飯」
ルカはルカで脳天気だなおい
「無視すんな小むす「うるさい!!ご飯が先!!」…ごめんなさい」
すげぇ…ルカすげぇよ…
ガチムチマッチョを一喝しやがった…
しかも謝らせやがった…
「…マスター
たのむ…早くご飯を
ルカが本気でキレる前に…」
切実に願い頼むよ
身の危険を感じてるんだよ…
「…はいよ、まずミルクだ」
おいこら誰があるだけ出せって言ったよ
「はーっはっは!!
マスターないすだぜ!!」
…やってやる
「ゴキュ…ゴキュ…ゴキュ…ゴキュ…ゲフッ…
おかわり」
…飲み干しました
飲み干しましたが…気持ち悪いです
吐き気が
腹たぷんたぷん言ってます
お腹ピーピーいいそうです
「…いい度胸だな
金は有るんだろうな」
「こんな物でよければ」
取り出したのは金塊の欠片
5つほどね
うん、やっぱりみんな目疑ってる…
まぁ常識的に考えたら俺達みたいなのがこんなの持ってるのはおかしいよな
「たりないならもっとだせるが…そんなことはないよな」
「…いいだろう
腹一杯食っていきな
ただし残すなよ」
おい、殺気自重しろマスター
「ルカ任せた」
むしろ任せた
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