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見せ物小屋の中はサーカス小屋のようだった
いや、どちらかというと競馬場のが近いかもしれない
「…俺達はどこへいけばいいんだ」
「こちらへどうぞ」
お…すまない…な?
「あんたは…」
「妖精のリカです」
…リクの嫁かな
…助けてから聞けばいいか
「あなた方は上客だそうですので特別席へのご案内だそうです」
「その前に魔族の方々を見せていただけるよう上の方に話してくれませんか?
金はいくらでも出します」
たぶんこれで人間は話してくれるだれう
「わかりました
ではこちらの席でお待ちください」
そういってリカは飛んでいった
それを後目に俺達は作戦会議
…あの妖精はリクの嫁だと思うか?
「……」
首を傾げる…わからないか
じゃあ次
まずは様子をみるか
「……」
首を横に
仕打ちを考えると早い方がいい…ということか
「……」
首を縦に
なら…案内してくれた奴は殴って眠らせてその隙に俺が檻とか破壊
全員救出
俺が暴れてルカを先頭に脱出
シンは見せ物小屋の人達を助けるふりして捕獲
確か森にロイの軍を配備してあったからそこまで連れて行けばいいかな
ルカも
だいぶ作戦変わったけど大丈夫だよな
「……」
首を縦に二回
よし、じゃあ責任者が来たらすぐに行動開始だ
「ルカ…救出した奴らの先頭を走って邪魔する奴らを殺れ
後ろは任せろ
シンとは別に森を目指せ
先に城に帰ってもいい」
できるだけ小声で言う
理由がわかったのかルカは小さく頷いてくれた
やる気出てきた!!
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