異世界最初の仕事

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目が覚めたら知らない場所だった うん、知らない場所だった 見渡す限り異形の生物 狼頭の男に動く石像 某黒マジシャンみたいな奴 あたり一面異形の者ばっかり 俺…ういてない? 「あなたが我らのマスターか」 黙れよセイバー 「神からお告げがあった 近々魔王となるものを遣わす すべての魔族の生き残りを集結させよ と」 あれは夢じゃなかった…? 「見た目は完全に人間なんだが…」 お前が言うか黒マジシャン 「たしかに…あなた様のお名前は?」 「如月タツヤ…」 うん、声だせた というか言葉通じた 「タツヤ様 あなたは魔王ですか」 あの自称神がそんなこと言ってたな… 「わからんが自称神にはそんなこと言われた」 俺の言葉に辺りがざわつく え?なに?なんかまずかった? 「そうですか…」 おい、なに渋い顔してんだ狼頭 「では…試させていただく!!」 おいおい 座ってる俺に対して剣って… 「死ねぇぇぇ!!」 死ねって言っちゃったよ死ねって あ…剣が目の前に… 俺…死んだな… ガキンッて音がした 狼頭の剣が俺に当たった音だ 俺…こんなに石頭だった? 「なんということだ」 「ロイの剣が」 「あの方こそ我々のマスター」 「魔王様!!」 ちょっと待てざわつくな 話の展開早すぎる 「とりあえず全員落ち着け 素数数えて落ち着け」 うんとりあえず周りを落ち着かせよう ナイス判断俺 「皆の者静まれ!! 魔王様の御命令だ!!」 あれ?俺やっぱり魔王扱いされてる? 「魔王様 次は何をいたしましょうか」 「まず俺がなぜ魔王なのか教えてくれ」 話はそれからだ
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