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「いやぁお待たせしました
これの話によると私の所有物を見たいとか…」
出てきたのはビール腹の油ギッシュオヤジ
嫌悪感すげー
「…はい、実は私達は旅の者でしてね
この娘の家族の敵である魔族を探しているのです」
口から出任せ万歳
とりあえずルカキョトンとするな
「なるほど…それはそれは
ですがこちらも商売道具でし「金塊でお支払いしますが」好きなだけ見てください」
欲望に忠実なんだな
「ではこちらへどうぞ」
案内されたのは控え室というよりは物置小屋
「ここは…」
「道具部屋です」
道具…部屋…？
「魔族がいるようですが」
「えぇ、道具です」
…たえろよシン、ルカ
…あ、遅かった
ルカがブレスレットをハンマーに変えて振りかぶってる
うん、とめらんないなー
まにあわないまにあわない
「っ！」
うわ…ゴシャって音したよ…
でも生きてるな…
頭から血流してるけど大丈夫みたいだ
シン、運んでくれよ
その隙に檻を壊す
「あ…あなた方はいったい」
「通りすがりの魔王ご一考
あの娘についていって」
よくよく考えると面白い返しだな
通りすがりの魔王ご一考って
「ルカ、シン準備は？」
「いつでも」
「どこでも」
「「「ロックンロール!!」」」
うん、仕込んだかいがあった
これで車と大量の武器があればよかったんだがな…
あと敵の車とＡＳか
「さて…暴れるとするか」
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