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「お前が主犯格か」
お~リーダー的な輩かな?
「目的はなんだ
魔族を解放してなんの得がある
利用しようにも我々人間なら最悪食われるのがオチだぞ」
「ククク…」
できるだけ魔王らしく振る舞うか…
「我が人間?
…ククククク
笑えぬ冗談だ」
「何を言っている…」
「我は魔王
魔族を率いて人に仇なす者なり」
…できるだけ厨二に
…できるだけ魔王らしく
…できてるかな?
魔王なんてドラゴン関係ないのにドラゴンと名付いてるPPGでしか知らないからな…
「魔王…だと?」
お、いいね
その厨二漫画的な返し方
とりあえず頷いて肯定
「命が惜しくば武器を捨て無様に這いつくばる事だな
運良く生き残れたならば奴隷として使ってやらん事もない
部下の玩具や見せ物にするのもいいなククク…」
「誰がそんなことを望むか!!
我等は魔族には屈しない!!」
いいねぇ…そのノリ
惚れ惚れするよ
「ならば全力で向かってこい
もしかしたら指の一本は触れられるかもしれん」
あ~誰だっけこの元ネタ
まぁいいや
さっさと片付けて街破壊にとりかからなきゃ
…つかこいつら盗賊やらをかき集めた非正規軍じゃなかったっけ…
やたら正義感に満ち溢れてるな…
それに統率されている
「かかれ!!」
「「「うぉお!!」」」
大軍の叫び声はビリビリ来るな…
「砕け散れ」
まず粉砕で地面を一撃
これで二割の軍人が吹き飛ぶ
「粉砕!!」
更に二割
「玉砕!!」
もう二割
「大喝采!!」
ついでに二割
「もろいものだな人間よ
一分ともたぬか
…そろそろとどめといくか」
「…待て」
おや、今更怖じ気づいたか
「今更命乞いでもするか…?人間よ」
「そうではない…なぜ貴様は魔族の王なのだ
我等に味方する気はないのか」
…呆れた
仲間をあれだけ殺されてまだそんな日和った事を言うか
「知れた事よ
貴様等下等で下劣な生物が
ただ平和に過ごしたいだけの者を虐げ蹂躙し凌辱した
貴様等はそれを知らん」
「そんなつもりなど…」
「無知とは罪だ
道端のゴミに気付かぬ者は一生そのゴミを拾わぬ」
たしか…愉快髪型会話のドッジボールアニメの台詞だったなこれは
「1つ…我からも聞こう」
とりあえず統率力について聞くか
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