第1章
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「やっと入学できるんだ…」 桜ヶ丘学園の正門前で一人の少女が呟いた。 サクラの花びらが散る……桜が歩きだし、正門をくぐった時… 『ようこそ!桜ヶ丘学園へ!!』 …と声が何処からかした。 「誰!?」 そう言う声がする方を見ると人は居ない…あるのは大きな1本のサクラの木だけだった。 「気のせい?」 首を傾げて辺りを見渡す…。 「まっ…いっか…」 桜はサクラの木の下を通り、入学式が行われる体育館へ歩きだした。
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