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SideーA
A「お疲れさまでしたぁ。」
スタッフにアイドルスマイルを振り撒く。
今日はサッサと帰ろ。
カツカツ…
ガチャ
A「お疲れー。あれっ?亀梨もう帰んの?」
楽屋に入ると亀梨が荷物を片付けていた。
K「ぅ…うん。今日、聖と飯行くんだ。」
A「へぇ。いってら。」
K「ぅん。じゃあ聖待ってるから。じゃあな赤西。」
バタン
アイツ俺の返答も聞かずに行きやがった。
A「…んだよっ!!」
近くにあったゴミ箱を蹴り飛ばした。
案の定ごみが散乱する。
A「あーぁ。…ハァ。」
ため息をついた。
思いの外楽屋は広くて自分一人の空間にやけに響いた。
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