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翌日、小町が起きると映姫は仕事に行く準備をしていた。
「小町、貴方は今日も休んでおとなしく寝ていなさい」
「でももう体調は悪くはないですよ」
「無理して仕事に行ってまた悪化したらどうするんですか?
大事をとって休んでいなさい」
「そこまで言うなら休みますけど…」
「それでいいんです
明日からはきっちり働いてもらうつもりすが」
「四季様」
「何ですか、小町?」
「愛してますよ」
「私も愛してますよ、小町」
二人は口づけを交わした。
「二人きりのときは四季ではなく、呼び捨てで映姫と呼んでくれますか?」
「はい、四…映姫」
小町は俯いていた。
「よろしい
じゃあ行ってきますね、小町」
映姫は微笑んだ。
「行ってらっしゃい、映姫」
小町も幸せそうな顔をしていた。
映姫は自分で休日の使い道を決め直した。
小町と共に時を過ごすということに。
映姫は小町の家を出て裁判所に向かった。
職場の仲間達が映姫の輝かしい笑みをみたのは初めてだったという。
めでたし、めでたし~
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