過去

1/3
前へ
/21ページ
次へ

過去

アタシには、彼氏いた。 でも、それが、原因でいじめられ、友達もいなくなった。 彼氏はアタシに暴力を振った。 アタシは死にたくなった。近くにカッターがあったから、リスカをした。それが、アタシのストレス解消法となった。 ストレス解消スルためには場所がいるんだ。 ―――――――屋上 その時、あなたが屋上に来たのも知らずに、手首にカッターが ザンっ…―――――――― 「アハ、ハハハハハハ…」もう一回 「何やってんの!」 「えっ?」 「腕見せて」 ばっ… 「やめてっ!」 「何でこんなことしてるの?」 「これが、ストレス解消法だから…」 「正直だね」 「何で?」 「俺知ってるんだ、お前がいじめられてること、彼氏から暴力受けてることも」「じゃあ、ここに来てる事は?」 「知ってるよ…」 「そうなんだ。」 「もう彼氏と別れたの?」「まだ」 「別れた方がいい。今呼んで来るから待ってて」 私は思った。なんで今なんだろう…でもこれはいいチャンスだちゃんと言って分かれよう… 彼氏が来た――――― 「話って何??」 「別れよう。」 「はっ?」 「別れよう。」 「何言ってんの?」 ばっ!! ヤバイっ!ぶたれる! ゴンッ!!! あれっ痛くない? 「お前ばかじゃないの?お前の暴力のせいでこいつの顔は、罪悪感だ!お前のせいで、こいつは死のうとしたんだ!」 「俺はお前を死にたく追い込むほど…ごめん。俺、お前と別れるよ…幸せにな…」 「アタシ…」      「よかったな!」 「それより、大丈夫?」 「ああ平気だよ!」 あなたはニカッって笑った。あなたの笑顔は無邪気で格好よかった。 「それより、アタシお礼がしたいんです。メアド教えてくれませんか?」 「あぁ、いいよ」 ピッ 「ありがとう。」 「こちらこそ(^O^)それより、お前の名前は?」 「真田杏子」 「杏子か…いい名前だな!俺の名前は音月託真」 「音月託真さん」 「ちゃんとおぼえとけよ、」 「ねぇ…お前は自分の名前は好きか?」 「嫌い…」 「俺は好きだ!… 名前には意味があるんだよ。俺の名前の意味は真っ直ぐに人生を歩んで欲しい。っていう意味なんだ」 その言葉が素敵だった… 私はあなたに恋をしたんだ…
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加