“G”HOUSE

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( ΦΑ)っ🍷コトッ♪ 「フォスフォス♪子供は、元気が有り余っておるようじゃ♪」 子供達が寝付いた後、じいやは一人で晩酌を始めた。 昼間は、子供達と一緒になって騒いでいるじいやも、一人きりの時間には年相応な老人らしい顔になる。 じいやにとって充実している時とは、子供達と騒いでいる時か怪盗“G”として仕事に打ち込んでいる時であるが…それは同時に悩みでもあった。 (ΦΑΦ) 「え?‥だって子供達の保護者が泥棒やってます♪って……ねーよ!」 元々、児童養護施設『“G”HOUSE』は、じいやが怪盗として盗んだ宝を換金し、その資金を使って設立された。 身寄りのない子供達を“保護”して、真っ当な仕事をしている人達に引き取って貰う目的だった。
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