“G”HOUSE

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(;ΦΑ)っ🍷 「……あれ?今日って確か…怪盗の仕事があったんじゃなかったっけ?…いい感じに出来上がってるけど、車は?……歩き?」 うっかり仕事があるのを忘れていたじいやは、慌てて身支度を整え、鏡の前に立ち、身嗜みのチェックを始めた。    ┏━━┓    ┃ G ┃    ┻━━┻    〈◎ΑΦ〉    /\_/\   |  ★  \   | | \  \    ⌒⌒∪∪⌒⌒⌒ 「うむ♪問題なしじゃ!」 スーツの上に黒い外套を羽織り、金色のモノクルを掛け、“G”と刻印されたシルクハットを被った姿が鏡に映っている。 その姿は、じいやの夜の姿『怪盗“G”』である。 ┏━━┓ ┃ G ┃ ┻━━┻ <◎ΑΦ> 「フォスフォス♪今宵のミッションスタートじゃ♪」 そして、怪盗“G”は子供達が居る孤児院を後にし、雪の降る夜の街に向かって自らの足で走り出した。 この日が、子供達と楽しく過ごす最後の夜になるとは、この時のじいやには知る由もなかった。 ※雪積もってんのに徒歩で行くとか無理だろww
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