悪党の街

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そんな豪邸の一室━━ (・∀・) 「やれやれ…もう12月か…まとまった休みは取れそうにないが、少しは休めそうだ。」 自室と思われる部屋にいる男は、手帳を広げてカレンダーのページを見ながら独り言(※下記参照)を呟いた。  男はこの豪邸の家主であり、仕事で多忙な身ではあるが、来客の予定があるらしく、昼間の時間帯にもかかわらず在宅していた。 すると、男の部屋にある内線が鳴り出す… トゥルルルルルル…ル…プチッ❗ トゥルル…プチッ❗ トゥル…プチッ❗ トゥ…プチッ❗ トゥルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル (💢・∀)っ☎ガチャッ! 「貴様あああぁぁぁぁ‼‼‼‼‼‼何の真似だああぁぁぁ‼‼‼‼‼」 男は受話器を取った。 ━━━━━━━━━━━━━━━       独り言 会話している相手が見当たらないのに喋っている様子。 筆者が見た事があるのは 『心の中で喋っている内容が自覚なく口パクしてしまっている男』 『部屋に3、4人居ると錯覚させてしまう程の独り言をする男』 中でも逸脱だったのは、○ブンイレブンの雑誌コーナーで見かけた 『う~ん…旅行行きたいけど…今お金無いのよねぇ~…我慢するかぁ~』 と、独り言していた中年女性である。   ※ドンビキデス。 ━━━━━━━━━━━━━━━
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