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階段わきの、少し薄暗い一角
廊下側を綾瀬くんに塞がれたので、壁を背にして立ってから
逃げ場がないのに気付いた
「アイツと付き合うのか?」
この状況で、私が逃げない
と言うより、逃げ道が無いと確信した綾瀬くんは
私の鞄を差し出しながら言った
「昼休みも言いましたけど…。真崎くんとは付き合えません」
受け取った鞄を肩に掛けながら答える
「あと……、綾瀬くんとも」
そう付け足すと
眉間にシワを寄せた綾瀬くん
、
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