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並んで歩きたいのに傘が邪魔をして狭い道だから真っ直ぐ歩けない。
奏「傘、邪魔…」
辰「あはっ、お前フラフラしすぎ」
そんな私を見て笑った。
奏「だって…」
私もさっきの辰巳の真似をして同じように口を尖らせた。
辰「何ふてくされてんだよ」
そう言って、優しく笑う。
奏「辰巳、」
辰「ん?」
奏「好きだよ」
今言っておかないと勿体ないくらい、この時間と空間が大事だって思った。
泣きたくなるくらい。
それくらい私は辰巳に惹かれてるんだ。
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