~Story3‐波乱の体育祭‐~

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癒花理に泣きつかれた二人は、なんとか癒花理を宥(なだ)め、部屋の明かりを付けた後、癒花理が自ら口を開くのを二人で待っていた。 癒花理「……ふぅ😔…まず、驚かせてごめんなさい〓………。」 李・莉「???」 癒花理「実は、昔…」 癒花理は、自分の身に何が起きたのか、全てを二人に話した。 癒花理は、中学二年生頃、頻繁に誘拐されていた。その日も癒花理が帰宅途中にいつものように誘拐されていたのだ。 ‐約三年前‐ 癒花理「いっけない💦今日は塾の日なのに💦…ん?」 帰宅途中、癒花理の隣に黒塗りのワゴン車が停まった。 癒花理は、怖くて足が竦(すく)みその場から離れられなかった。 ワゴン車の中から、男が二人現れて癒花理を車の中に押し込んだ。 癒花理(恐い😖まただ😢) この時の癒花理は、恐怖心が勝ちリーダー格の男が自分の生き別れた兄とは知らなかった。 一時間後、車は、人気の全くない倉庫に来て停まった。 車の中で目隠しをされた癒花理は、自分が今何処に連れて来られているのかまったく分からなかった。
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