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「おはよ」
「おはようございます」
扉を開けたら
一生しかいない
オイラは、荷物を置きながらタイミングをみていた
一生は、あいかわらずゲームをしたまんま
「おっはよー」
勢いよく扉が開いて元気な挨拶と共に入ってきたのは、藍芭ちゃんだった
「・・・うるさいですよ」
一生は、ゲームから視線をあげずに言う
今だ
一生の瞳を見ずに言える
「おめでとう。彼女から聞いたよ」
オイラが言うと
「え?何なんなの?彼女?」
藍芭ちゃんが食いついてきた
オイラは、藍芭ちゃんの方を見て
「新が彼女さんに告白されて付き合うんだって」
オイラは、笑顔を造って続ける
「彼女さんにのろけられちゃった」
藍芭ちゃんは、一生の方を見て
「一ちゃんやるぅ。おめでとう」
冷やかしはじめた
そう、このままオイラの気持ちは、うやむやになればいい
一生には、オイラは、大丈夫
きみとの別れも乗り越えたよ
・・・・って見えてればいい
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