第零章

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ピピピ…… 「……ん」 カチッ ……朝か。 「ファァァ」 ……あれ?今日は休みじゃなかったっけな? 枕もとに置いてある時計を見てみると、時刻は7時30分を指している。 学校が始まるのは8時30分、学校に自転車で行くのに30分、準備に20分かかる俺には起きるには調度いい時間だ。 しかし、デジタル時計についているカレンダーを見てみると、4月29日(木)。 ……昭和の日だ。 「……アラームを解除するのを忘れてたな。」 ……チクショウ、何時もはまだ眠気が襲ってくる時間なのに、今日に限って眠気が全く無いとは……。 「……暇だ。」 ……とりあえず飯を食べるか。 俺は一階、リビングに向かって歩み始めた。
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