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「もういいじゃん! いい加減やめろよっ!!」
「黙れクソ野郎! “ごめん”ですむと思ってんのかこの腰抜けがぁぁああっ!!」
岡崎は今さらだが説得を試みたが、帰ってきたのは罵声だった。
さらに1キロほど、俺って根性あるなぁと、感心するほど走り続けた。
裏路地を抜けて、角を曲がり、背後を見て、追っ手がいないことを確認して座り込んだ。
「高校生にもなって死ぬ気で鬼ごっことか笑えねぇ……」
はぁ…と、岡崎は深いため息をついた。
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