街灯と少女

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「お前らそこで何やってんだ!?」 突然の声に不良達は驚いて振り返った。 そして少女は突然の助けに顔を輝かせた。 ここは街灯はあるが、家も、人気もない場所なので驚いて当然である。 岡崎は振り返った不良達の顔に見覚えがあった。 「ああっ!! お前らさっきのっ!!」 岡崎の声に不良達も気付いた。 この不良達はさっきまで岡崎を追いかけていたヤツらである。 人数が3人に減っているのは途中で諦めたヤツがいたからだろう。 どうせなら5人とも諦めて欲しかった……とか思いながらも岡崎は不良達と向き合った。 「テメェはさっきの腰抜けじゃねぇかぁぁぁああ! 覚悟はいいかっ!!」 それを言うなり不良の1人が拳を固めて殴りかかってきた。
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