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ん…?
もう朝か…。
果てしなく眠い。
(起きなきゃ)
頭がクラクラする。
下に下りていくとお母さんが朝ご飯の支度をしていた。
「あら、今日は早いわね…」
(いっつも早いよ。)
と突っ込みを入れる。
美味しそうな目玉焼きとハム。そしてパンがならんでいる。
私は急いで目の前にあるご飯をかっこんだ。
すると、お母さんは「そんな、早く食べなくても…」
とあきれながら言った。
私は負けじと言いかえす。「今日真理恵と待ち合わせしてるの。だから。」
お母さんはやっと納得したようだった。
「行って来ます。」とちょっと小さい声が聞こえる。
お母さんは手を振った。「気をつけてね」
私は真理恵との待ち合わせ場所に向かった。
そういえば思い返してみると今日の私は変だ。
今日何かがあるのではないだろか。
心臓が鼓動を打つ。考えてもしょうがないと思った私は考えるのをやめた。
1つ前の信号は青だ。私はもうスピードで走る。
もう信号が点滅し始めている。
(あともうちょっと…)
ブォン💨
という音が聞こえた瞬間…
「きゃゃゃゃゃ~」
という声と共に優奈は倒れた。
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