ある朝

4/6
前へ
/11ページ
次へ
私… あれ…? な…なんで病院にいるんだろう。 と思い、目を覚ました。 「あれ?真理恵? な…なんでここに…?」 (あ、思い出した。私交通事故にあったんだった。) すると、真理恵が目を覚ました。 「優奈~~~~⁉ 良かった~。このまま死んじゃったらどうしようかと思ったよ」と続けた。 2人ではなしてるとあることに気づいた。 (あれ…?なんか足が変…感覚がないような…) 優奈は恐る恐る布団の中に右手を突っ込もうとしたそのとき、「だめ💥」といきなり、手をはじかれた。 真理恵だった。 「な…なんで?」 と聞く。 真理恵はゆっくりと口を開いた。 「だって…私も恐かったから…。優奈の足…切断されてるから…」 (え…?い…今…な…何て?) 私の足が…な…い?そんなバカなことはない。 「ねぇ。私の足はどうなったの? 私これからどうすればいいの?」 聞くのが恐かった。でも今は聞くしかなかった。 真理恵は、 「…。大丈夫。きっと…」と答えた。 「大丈夫じゃないじゃん。だって足無いんだよ。」 すると、真理恵が優奈の頬を叩いた。 「簡単に諦めないでよ。まだ可能性はあるんだから。」 その言葉を聞いて我に帰った優奈は大量の涙を流した。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加