サバイバル

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今から10年前、突然世界は崩壊を迎えた。 大量に現れた未知の怪物達の前に人間はなすすべが無かった。 僅か一年で世界の人口は半分に減り、このままでは人類の滅亡は免れ無いかと思われた。 しかし神は人間を見捨ててはいない。 怪物が現れたと同時に世界に流れてきたある種のエネルギー体により人類に進化の可能性が生まれた。 エネルギー体に上手く適応する事ができた一部の人間に、超能力ともいうべき能力に目覚めたのだ。 人類は能力に目覚めた人間をまとめ、怪物に対抗する組織を造った。 防衛軍と呼ばれるその組織のおかげで人類は生き延びる事ができた。 そして現在、将来防衛軍になる子供達を訓練する為の学園が設けられている。 学園の旧校舎、その屋上で一条 紅葉(いちじょう くれは)は一人ため息をついた。 、
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