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演習当日
「皆さん集まって下さい！演習の説明をします」
担当の先生がメガフォンを片手に叫んでいる。
「集合だ、行こうぜ紅葉、志乃」
「おう！」
「はいはい」
生徒が集合したのを見ると、先生は説明を始めた。
「え～、まず皆さんにはこのクリスタルをつけて貰います」
先生はみんなに見えるように２・３センチほどの小さなクリスタルを掲げた。
「これを身に付けると皆さんの体は薄いバリアで覆われます。バリアは一定量のダメージを受けると砕けてしまいます。勿論バリアのなくなった生徒は失格です」
わかりましたか？とばかりに周囲を見回す先生。
「さらに今回の演習ではポイント方式を採用しました。各生徒の手持ちポイントは百点、他の生徒を倒すとポイントが加算されます」
この言葉に生徒がざわつく。
ポイント方式は前年度までは無かったからだ。
「では、クリスタルを受け取ったら５つあるテレポートポイントまで移動して下さい」
先生の言葉で紅葉達はクリスタルを受け取りに行った。
さっき説明をしていた先生の横に立っているスキンヘッドの教官からクリスタルを受け取り、第三テレポートポイントまで急ぐ。
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