第一歩

4/9
前へ
/198ページ
次へ
そう言って笑って、軽く会釈をする。 「お市さん、オレは年下ですよ?だから敬語など使わないでくださいってあれほど……」 ちょっと困ったような顔をする青年――湊。 お市「しょうかないのでございます。これは私の口癖なのでございますから」 この人はどうやら「~でございます」が口癖のようだ。 お市「あ、そういえば!」 何かを思い出したようにポンッと手を叩くお市。 湊「どうしたんですか?」
/198ページ

最初のコメントを投稿しよう!

256人が本棚に入れています
本棚に追加