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雄叫びを上げろ
獅子の如く豪快に
夜空に吠えろ
蛇の如く艷やかに
なほ華麗に、なほ殘酷に
歌ひ、舞ふ
こんこずと心の奧より沸き出づる劣情に溺れながら、其の身體は次第に渇ゐていく
此の眼に映る貴女は春宵に浮かぶ月の如く美しきを、醜いと自分を卑下す
ならば此の刄で其の胸を貫き、私の想ひを傳へむ
貴女の心に屆くやうに
貴女の渇きが癒えるやうに
深く、愛の言葉を傳へむ
だからどうか、泣かざりて
また何處かで會へたならば
其の時は、きつと――
「…暑…」
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