ichi

4/8
前へ
/147ページ
次へ
×××ちゃんのきれいだった黒髪は、見事な程キンキンな茶髪になっていた。 濃いほどに引かれたアイラインにフサフサしたつけまつげ、よく分からないけど若者っぽい服を着ていて… あぁ、いかにも大学生だな そんなことを思っていた。 「泥水くん高校卒業してからどうしてたの?いま大学生だっけ?」 「……勤勉家というか…そう、強いていえば浪人生です」 「え!うそ!まじごめん知らなかった!」 「何もう!いじめられるために呼んだんじゃないのに!僕かわいそう!」 「あはははは!泥水くん相変わらず変わってない!」 なんだか知らないけど、女の子と話してるだけで楽しい。男ってそういうもんだなぁと改めて実感した。ここ最近で、今が一番興奮してる。  
/147ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加