35人が本棚に入れています
本棚に追加
×××ちゃんのきれいだった黒髪は、見事な程キンキンな茶髪になっていた。
濃いほどに引かれたアイラインにフサフサしたつけまつげ、よく分からないけど若者っぽい服を着ていて…
あぁ、いかにも大学生だな
そんなことを思っていた。
「泥水くん高校卒業してからどうしてたの?いま大学生だっけ?」
「……勤勉家というか…そう、強いていえば浪人生です」
「え!うそ!まじごめん知らなかった!」
「何もう!いじめられるために呼んだんじゃないのに!僕かわいそう!」
「あはははは!泥水くん相変わらず変わってない!」
なんだか知らないけど、女の子と話してるだけで楽しい。男ってそういうもんだなぁと改めて実感した。ここ最近で、今が一番興奮してる。
最初のコメントを投稿しよう!