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この世に小さな小さな命が誕生しました。
小さな命は、スクスク育ちました。
やがて美しい少女になりました。
順調に育つ中、
父親は、少女に小さな子には似合わない銃を渡しました。
それはそれは、真っ白な銃でした。
【これは、_が使うんだよ】
父親としては、あり得ぬ言葉を少女に言いました。
そして、少女にもうひとつ有るものを渡しました。
漆黒の刀を・・・・───。
その日を境に少女は、殺しを覚えました。
殺しをしていくうちに感情が無くなっていきました。
そして・・・・───
いつの間にか殺しの腕は父親を越えていました。
少女は、いつしか父親からも恐れられる存在になりました。
────現在
小さな少女だった子は、
今宵も人を殺していく。
*
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