ー獏喰国ー

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獏喰国(ばくろうこく) 家紋は屋根菱に廻り獏 ―災厄は守り神の獏が喰らい、巡り巡り万代も続く国をあらわす 気候は比較的安定 四季折々の花や行事を楽しめる …ただ冬になると一気に冷え込み、山や盆地では相当の雪が積もる(冬になる前の来国か港からでないと出入できない程 ズキンペンギンの楽園である 国の境には山が2つ それぞれ女の神と男の神が住んでるとか 元は1つの山だったが浮気性の男の神に愛想を尽かして分かれたとも言われている うっかり獣道に入ると迷いに迷って数週間は出られない (鉱山は小さいが国のはずれにある) 山からは川が流れ海にまで続く 至る所に支流ができ川下りが盛ん、もっぱら荷運びは舟 陸路より断然早いが逆方向に進みたいときは頑張るしかない その周辺では豊かな田園が広がり米作りが盛ん、特産である酒造を支えている あと反物と芸能が国としての売り 漁業や造船業も大切な収入源 とれる鉱山が少ないため武力面での船はあまりない が、岩礁が多くうまいこと船を回さないと寄りつけないため現在までは平和 港から入ってくる他国からの調度品や情報、食料や人など皆楽しみにしている …国民性としては“大人しく新しい物好き” “酒が入れば皆友達”みたいな節がある 海からの恵みを十分に受け、栄える首都 二本の大河に囲われ、城を中心に円形に町が広がる 緘竜組の区分は海側 ―ここまでが本来の獏喰国image=445445343.jpg
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