はじめに

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あれは東京では珍しく粉雪が舞うホワイトクリスマスの日だった。 僕はあの日、大好きだった彼女を近所の公園に呼び出して、告白をした。 最初、彼女は「からかってるの?」と言った。 僕は「本気だ」と答えた。 彼女は一呼吸してから答えた。 「ゴメン。あなたとはそういう関係にはなれない」 僕は理由訊いたが、彼女は答えなかった。そして・・・。 「これからも、友達でいましょ」 彼女はそう言って、僕の前から去って行った。 僕の体を真冬の冷たい風が刺激する。 こうして、、僕の中学の淡い恋は幕を閉じた。
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