狂った

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あのとき…そう、あのとき俺が星が見たいなんて言わなければ…あのバスに乗らなければ…兄さんは俺のそばにいてくれたのに ___________ 「星?」 「うん!前にテレビでやっててね!たくさん星があって綺麗だったんだよ!」 「プラネタリウムじゃダメなのか?」 「も~。兄さんはロマンチックに欠けてるなぁ。本物を見るから素敵なんでしょ!?わかる?」 「んー、山奥まで行けと?」 「ふふ、わかってるじゃん!決まり!来週絶対行こうね!」 「はいはい。」 「あ、マンネ組は来週いないからどうせならヨンベも連れて行くか!」 「(ジヨンと2人が良かったけど)俺は別にいいよ」 「よし!ヨンベー!」 楽しみだな!久々のお出かけだし、兄さんもヨンベもいるし、楽しくなりそうだ! 「僕は全然いいよ。じゃ僕買い物行ってくるね」 ヨンベも承諾したし、楽しみで待ちきれないや! 「楽しみだね、兄さん!」 「あぁ、そうだな」 「ん?兄さん機嫌悪い?」 「また兄さんって呼んでんじゃんか。普段のときはいいけど、2人のときは名前で呼べって言っただろ」 「タプ兄さん?」 「違うだろ」 「やだよ恥ずかしいもん。兄さんは兄さんだもん」 「まったく…」 「拗ねる兄さん可愛い!」 「はいはい。」 甘くキスを交わして、おっきな手のひらに撫でられれば眠くなってくる。 あぁ、来週楽しみだな… そう思いながら、兄さんの腕の中で目を閉じた。  
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