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「ジヨン」
「ジヨン」
「ジヨン」
「ジ、」
「だぁぁぁあ!なんだよさっきから!用があんならさっさと言えってヨンベ!」
最近みんな忙しいからね、俺とヨンベだけのこの家。俺は詞でも書こうかななんて思ってたけど……
「で?なんなのさ。気が散るんだよ。俺しゅーちゅーしたいの!」
「ん、必死なジヨン可愛いなって」
「……ば!ばばばばばバカじゃないの!?なな、なに言って…」
「思ったこと言っただけだよ?」
可愛いなぁ、なんて言って俺の頭を撫でるヨンベ。なんなのコイツ。へらへら笑いやがって…ヨンベのが可愛いっつーの!
「何年も一緒にいるけど…ジヨンは色っぽくなってきたね」
「はぁ!?」
どこでそんな言葉を…純真無垢なヨンベはどこいったの?
「ほら、細い腕とか…」
「っ…ヨンベの筋肉の腕のがいい」
「腰も細いし…ちゃんと食べてる?」
「食べてるよ…」
「ジヨンの全部が可愛い。大好き」
あー、俺死ぬのか?こんな幸せでいいのか?天下のSOLを独り占めって…すごい罪じゃね俺…
「世界のG-DRAGONの彼氏なんて鼻が高いや。ジヨンのファンに恨み買っちゃったね。はは^^」
うはー…おんなじこと考えてたよ俺たち。やばくね?以心伝心ってこーゆーこと言うんだね。
「ジヨン、好きだよ」
「ん、知ってる…」
「ジヨンも言ってよ」
「やだ」
ごめんなヨンベ。やっぱはずいよ!
「ジヨン」
「やだ」
「好き」
「言わないよ」
「大好き」
「絶対、」
「愛してる、これからもずっと」
「……一回しか言わないからな。………………すき」
「はは、ジヨン可愛い!」
「うるせー!!」
以心伝心でしょ?ヨンベの思うことは全部、俺の想うこと。
END
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